東北FOOD研究室

◆『東北の大地の恵み』を紹介するのは SFレンジャー黄

SFレンジャー黄
農地面積が広く、きれいな水が豊富で、昼夜の寒暖差が大きい東北地方。米をはじめ、様々な作物を育てるのに適した条件が揃っているんだ!
森林資源にも恵まれ、良質な木材の他、椎茸・木炭・うるしなど等の生産量もトップクラス!
また、広大な土地を利用して、酪農、養豚、養鶏などの畜産業も盛んだよ!
日本地図
青森県
【 代表的な特産品 】
りんご/アピオス/にんにく/ごぼう/やまのいも/大根/カブ/西洋なし/カシス/米/八甲田牛/フォアグラ など
りんご アピオス にんにく
青森県南西部と秋田県北西部にまたがる広大な白神山地は、青森県側が約3/4を占め、なんと世界最大規模のブナの原生林があり、世界遺産にも登録されている雄大な景観!
みんなも観光で訪れる時は、ルールを守って、自然を大切にしながら楽しもうね!
また、防虫効果のあるヒバの資源量は全国の8割を占めていて、「秋田県の秋田杉」「長野県の木曽檜」と並び「日本三大美林」と称されているんだよ。

青森県の農業は、西部の津軽地方では主に米やりんご作り、県南地方では野菜作りや畜産が盛ん。
青森県の農産物といえばりんごを思い浮かべる人も多いと思うけど・・・りんごだけでなく「アピオス」の生産量も日本一って知ってる?!
アピオスは北米原産のマメ科の植物で、インディアンの栄養源として古くから食用とされていて、現代では「驚異の自然食品」「畑のうなぎ」などと呼ばれ、その高い栄養価が注目されているんだ!
明治時代に北米から青森へ輸入されたりんごの苗木の土の中に紛れこみ、それ以来「アメリカホドイモ」と呼ばれ定着し栽培されているんだけど、これもきっと何かの縁だね!
岩手県
【 代表的な特産品 】
雑穀類/ホップ/しいたけ/まつたけ/畑わさび/ピーマン/米/りんご/ブルーベリー/前沢牛/白金豚 など
雑穀類 ホップ しいたけ
かつては「駿馬の産地」として幾多の名馬を育てた岩手県。地名「一戸、二戸」の「戸」は牧場を意味するとも言われ、現在でも、数々のブランド牛を生み出すなど畜産業が盛ん。
また、県の面積が北海道に次いで2番目に広く、地理的条件によって気候が異なるのが特徴。
奥羽山脈の山沿い地方は冬に雪の多い日本海側の気候、北上高地は高原性・盆地性の気候、北上川沿いの平野部は全般的に冬は寒さが厳しく夏は暑い内陸性の気候、沿岸部では海洋性の気候。
このように変化に富んだ気候から、各地域で立地特性を活かした多彩な農業を展開しているんだ。

近ごろ健康食ブームで注目されている雑穀。その多くが外国産だけど、貴重な国産雑穀のほとんどを栽培しているのが岩手県。
日本には古代から神々に穀物の豊穣を願う風習があり、「五穀豊穣」は祈願の言葉としての意味があるんだ。
「五穀」は主食となる穀物で、諸説あるけど、現代では米・麦・粟(あわ)・豆・黍(きび)もしくは稗(ひえ)を指し、穀物は古代から日本人の暮らしを支えてきたんだね。
岩手出身の宮沢賢治の童話(『狼森と笊森、盗森』、『鹿踊りのはじまり』etc )にも、雑穀が登場するよ。
そして、岩手県が生産量1位のホップは、ビール独特の芳香や爽快な苦味を与えるほか、品質を安定させる役割を担うビール醸造には欠かせない主原料。ホップはビール会社との契約栽培のため、栽培農家にとっては安定した収入が得られ、消費者にとっては国産ホップの美味しいビールが飲める!ビール好きには耳よりの情報だね。
秋田県
【 代表的な特産品 】
米/じゅんさい/うど/みょうが/セリ/椎茸/枝豆/とんぶり/りんご/さくらんぼ/秋田比内地鶏 など
米 じゅんさい うど
秋田県の農業は、積雪寒冷地なため稲作の一毛作が中心で、全耕地面積のうち、田んぼが9割近くを占めているんだ。
水稲の生育期間中は、梅雨が短めで気温と日照時間を十分確保でき、加えて日較差も大きいため、米作りに適しているんだって。
主食である米はもちろん、酒米の生産にも力を注いでいて、清酒の生産量は全国でもトップクラス!
さらに近年は、休耕田を活用し漢方薬原料の薬用植物(薬草など)を栽培する動きも広がっているんだ。
そんな秋田県のブランド米「あきたこまち」といえば・・パッケージの、市女笠姿の「こまち娘」のイメージ!
しかし、秋田県以外で作付けされたお米が「あきたこまち」ブランドに便乗し類似した米袋が流通することも多くなり、JA全農秋田では、2000年から秋田県出身の漫画家、矢口高雄による釣りキチ三平パッケージに統一されたんだ。
2007年には市女笠姿の小野小町がモデルのこまち娘のイラストを一般公募で採用。そのほかにも、羽後町(JAうご)の発売した、全国初の「美少女萌えキャラ」パッケージが話題となり、売上が伸びているらしい。
僕としては、次のこまち娘のキャラクターには、SFレンジャーの桃がいち押し!
秋田県土の約7割を森林が占め、特にスギは昭和41年に「県の木」として指定され、「天然秋田スギ」と呼ばれるスギは、米代川流域に属する県北部一帯の国有林に属するものがほとんど。
秋田杉は年輪の幅がそろっていて木目が細かくて美しい、そのうえ収縮性が少なく耐久性があるため、古くから建築用材などに利用されているんだ。また、年輪の幅が狭く強度に優れていることから、曲げわっぱや桶樽など秋田県を代表する伝統工芸品に使われているんだよ。
そんな曲げわっぱに秋田こまちを詰めたお弁当…考えただけでお腹がすいてきた!
宮城県
【 代表的な特産品 】
せり/パプリカ/大豆/そら豆/つるむらさき/みょうがたけ/フサスグリ(カランツ)/米/仙台牛 など
せり パプリカ 大豆
東北地方としては比較的温暖で、降雪が少ないのが特徴の宮城県。
太平洋沿岸部から奥羽山脈の麓にかけての広大な平野部と気候を活かし、 ササニシキ・ひとめぼれ等の稲作中心の農業が行われ、米どころとして有名。ササニシキの親で「幻の米」「米の貴婦人」と呼ばれるササシグレも宮城県で生まれたんだ。
また、高級和牛の「仙台牛」などの畜産も盛んで、伝統野菜・山菜等、豊富な食材を多く産出している点から、 「食材王国みぎ」とのキャッチコピーを掲げているほど。
そんな宮城県が国内生産量第1位を誇るのは、鮮やかな色で料理のアクセントとしても人気のパプリカ。
韓国やオランダからの輸入品がほとんどを占める中で、宮城県内には複数の大型ハウス施設があり、中にはサッカー場約3個分の面積を持つ農場もあるほど力を入れているんだ。
赤・黄・オレンジがあるけど、色によって栄養価も味も違うんだって!どう違うのかって・・・Chieねえ、よろしく!

【Chieねえのコメント】
パプリカの色の違いは収穫の時期によるもので、「緑→黄色→オレンジ→赤」と変化します。大型種で肉厚なパプリカは、収穫時期が遅く太陽を多くあびた方がより完熟した味になります。
パプリカに含まれる4大栄養素が「ビタミンC・ビタミンE・βカロテン・カリウム」ですが、色によって含有量が異なります。
【赤】豊富に含まれるβカロテンは強力な抗酸化作用で動脈硬化や心筋梗塞等の習慣病の予防、冷え性や疲労回復も期待できます。
【黄】シミやソバカスを防ぐビタミンC、肌の老化を防ぐルテインが豊富に含まれています。
【オレンジ】β-カロテンやビタミンC、「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEなど、赤と黄の両方の栄養素をバランスよく含んでいます。

脂溶性のビタミンE、βカロテンに加熱に弱いビタミンC。
これらを効率よく摂るには、生でドレッシング(オイル入り)をかけたり、油でサッと炒める調理法がおススメ!
山形県
【 代表的な特産品 】
さくらんぼ/西洋なし/枝豆/なめこ/マッシュルーム/ぶどう/すいか/庄内柿/米/食用菊/山菜類/米沢牛/庄内豚 など
さくらんぼ 西洋なし 枝豆
県の東側一帯に奥羽山脈、県の西部に朝え連峰がそびえ、県域の大半(8割以上)を山地が占める、さすが「山」形県。
蔵王、鳥海、西吾妻や出羽三山などの名峰や、芭蕉の句で有名な山寺、「母なる川」と呼ばれる最上川など、四季折々に表情を変える豊かな自然に恵まれているんだ。
さらに、全35市町村に温泉が湧出しているという「温泉王国」。
この温泉熱を利用して冬期に栽培される「豆もやし」「雪菜」といった伝統的な野菜の他、最近はなんと「バナナ」も栽培され大注目!
冬の豪雪と夏の厳しい暑さという明確な気候の変化から、特色ある多彩な農業・畜産が営われているんだよ。

山形県の様々な特産品の中でも名物といえば、「小さな恋人」と呼ばれ県民に愛される「さくらんぼ7割以上の」。
その収穫量は、他県を圧倒するダントツ日本一!
昼夜の寒差が著しい盆地独特の気候といった環境と、明治時代から官民挙げて栽培に励んだ努力の賜物だね。
山形新幹線には「さくらんぼ東根駅」という駅まであり、「赤い宝石」と言われるほど高級なものもあるんだけど・・・僕も一度でいいから食べてみたいな~。
ちっちゃくて丸くて赤い2つ実が軸でくっつき仲良く並び、甘酸っぱい爽やかな味は、まさに「小さな恋人」!
福島県
【 代表的な特産品 】
もも/日本なし/つるむらさき/ブラックベリー/ネクタリン/さやいんげん/きゅうり/なめこ/米/会津地鶏 など
もも 日本なし つるむらさき
北海道・岩手県に続き、全国で3番目に広い福島県。南北に連なる阿武隈高地と奥羽山脈によって「会津・中通り・浜通り」の3つの地方に分けられているんだ。同じ県でも、気候はそれぞれ全く異なり、方言も大きく違うんだって。
その全く異なる気候を昔からうまく農業に活用し、東北の他県との時期をずらして収穫するなど。「全国1位」や「ブランド農産物」がなくても、「全国3位、4位」の農産物の種類が他県より豊富、それが福島県の農業の特徴!

福島県の代表的な特産品の「桃」。
熟した果実は、濃厚な甘味でジューシーな味わいがたまらないけど、熟す前の固い実を使った「桃の漬け物」も、これまた美味!
農協婦人部が開発した人気商品だったものの、婦人部の高齢化でいったん製造中止になったんだけど、開発者の娘さんが復活させたんだ。爽やかな甘酸っぱい味とほんのりと桃の香り、パリポリの新鮮な食感で箸が止まらない!

また、桃の種には、たくさんの栄養が含まれているって、知ってた?
桃の種を割ると、中には「桃仁(とうにん)」と呼ばれるアーモンドに似た種子が入っているんだ。
「桃仁は漢方薬として古くから使われていて、血流の改善、便秘の解消、生理不順や生理痛・更年期障害など女性特有の症状の緩和に期待できるのよ。」って、SFレンジャーの桃が教えてくれたんだ。