食事の姿勢が悪いと食べたものがスムーズに消化できず、おまけに「ながら食べ」なんてしてたら消化不良に拍車をかけ、肥満にもつながるから一大事!
それに、せっかくの美味しいものを味わって食べないなんて、損してると思わない?
食べるときは、正しい姿勢で、よく噛んで、ゆっくりと味わって食べてほしいな。
また、正しい姿勢で食事を摂ることで、むせりや誤嚥(ごえん)の予防になります。
加齢により、「噛む力」や「飲み込む力」が衰え、「食事中にむせやすくなった」という人も多いかと思うけど、誤嚥は肺炎の原因にもなるので要注意です。
筋量は40歳前後から徐々に減少していき、サルコペニアは65歳以上の高齢者に多く、特に75歳以上になると急に増えてくるんだって。
若い人だって、過度なデスクワークや自動車に頼る生活習慣、過激なダイエットなどによって筋肉が著しく減っている場合もあるらしいから注意してね。
筋肉はたんぱく質でできいて、合成と分解が常に繰り返されています。
たんぱく質不足は低栄養を招きやすいから、できるだけ食事でしっかり摂るようにしたいね。
特に、肉・魚・卵・牛乳などの「動物性たんぱく質」と、大豆や穀物などの「植物性たんぱく質」をバランスよく摂ることが重要なポイント!
また、食が細くなった高齢者に対しては間食も上手に利用して、牛乳や乳製品、卵や豆乳などのたんぱく質の多い食品を使ったおやつを取り入れるのもおすすめ!
東北地方は、豊かな自然に育まれた食材の宝庫!
たんぱく質を多く含む肉、魚、卵、牛乳、大豆、豆類、穀物など、栄養価の高い美味しい食材がたくさん!
その中でも、ボクの一押し食材は「麩」。
麩は室町時代初期に中国の禅僧から伝来し、現在も精進料理においては豆腐や大豆製品とともにタンパク質を補う食材となっています。
また、常温保存できるため、食材調達がしにくい場所や時期に重宝され、東北地方の特に内陸部では、独自の「麩」や「麩料理」が親しまれています。
板麩でお馴染みの山形の庄内麩や岩手の南部麩、白くて小さい福島の志ら玉麩は郷土料理のこづゆに欠かせない。B級グルメで有名になった宮城県の油麩(仙台麩)。青森や秋田ではラーメンの具に欠かせない焼き麩、などなど。
バラエティーにとんだ形と食感で、おかずからスイーツまで変幻自在! おまけにたんぱく質が豊富でヘルシーな麩を食卓にとり入れてみよう!